「地震保険代理申請」は「①不動産オーナーからの資料提供・ヒヤリング」「②業者の一次査定・契約書締結」「③業者の物件視察」「④保険会社鑑定人立会」という形で進めていきます。それでは1つずつ詳細を解説していこうと思います。

不動産オーナーからの資料提供・ヒヤリング 

「地震保険代理申請」を行うにあたってはまず以下の情報・資料を提供する必要があります。尚、メインは「地震保険」となりますが、場合によっては「地震保険」とは別に「火災保険」も求償できる可能性がございます。そのため過去に他の業者で申請済みという事情が無ければ、「火災保険」もあわせて依頼することをおすすめします。場合によっては電話等でヒヤリングする可能性がございます。

【確認事項】
① オーナーご連絡先・郵送先住所と郵便番号
② お住い・現場調査物件住所・建物名
③ 加入している火災保険会社名
④ 加入した時期
⑤ 過去保険の切替の有無
⑥ 地震保険の有無
⑦ 築年数・建物構造(木造・鉄骨・RC【壁構造・ラーメン構造など】)
⑧ 過去に修繕・塗装・リフォームの有無
⑨ 過去に保険申請の有無
⑩ 保険証券メール添付
⑪ 建物の外観写真

業者の一次査定・契約書締結 

不動産オーナーが提供した情報を元に、業者が一次査定を実施します。この段階で保険求償が可能かの判断を行います。この一次査定のプロセスを突破するのは、全体の約50%で、ここを突破すれば保険求償できる確率は約70%です。

ここで保険求償が難しいと判断された場合には、業務はここで終了となります。完全成功報酬制であるため、保険求償が難しいと判断されても費用を請求されることはありません。

一次査定を通過した場合には、不動産オーナーと業者の間で契約書を締結します。

業者の物件視察 

一次査定を通過して契約書の締結が終了したら、業者が実際に物件を視察します。物件視察は立ち合いすることもできますし、業者に任せる形でも問題ありません。場合によっては空室を見る場合がありますので、鍵の場所や開錠方法などを聞かれることもあります。

保険会社鑑定人立会 

物件視察で保険求償できる可能性があると判断された場合には、保険会社に対して申請を行います。保険会社の保険求償対応の窓口があるので、そこに電話して申請を行います。このあたりの流れも業者が細かく説明してくれますので、それに従って対応するだけとなります。

注意しなければならないのは、あくまで保険求償自体は不動産オーナーが行う必要があるため、この電話での申請は業者に任せることはできません。最初の電話だけ行い、保険会社に代理の者から日程調整の電話が行くことを伝えれば、その後は業者に任せることが可能です。

また保険会社鑑定には立ち合いしても、業者にまかせてもどちらでも問題ありません。私は業者に任せました。

【保険金申請の流れ】
〇今後の流れ
①事故受付連絡について
②日時調整連絡
③鑑定
④結果通知

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■物件名
〇〇〇
■事故日
20〇〇年〇月〇日 〇〇地震
■内容
地震保険の調査をお願いしたい。

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≪申請先≫
□保険会社
〇〇損害保険
0120-〇〇-〇〇〇〇(24時間365日)

□申請例
保険契約をしている〇〇と申しますが、所有している物件が地震の被害にあったため、調査をお願いしたい。

まとめ 

以上が「地震保険代理申請」のおおまかな流れとなります。対応するのは「①不動産オーナーからの資料提供・ヒヤリング」「②業者と契約書締結」「④保険会社鑑定人立会」のための電話となります。

鑑定が終了したら保険会社より結果の連絡が入りますので、それを業者に伝えます。結果が納得いくものであれば、そこで保険金を入金して、業者に成功報酬を支払って終了となりますが、納得がいかなければ再鑑定を依頼する流れとなります。

私は2018年9月6日に発生した「北海道胆振東部地震」で所有する物件が被害にあいました。その際に「地震保険」の求償を行いましたが「一部損」認定となってしまい、困っていたところ「地震保険代理申請」を依頼した結果、「小半損」と認定が覆った経験があります。

私が使った業者は成功報酬の手数料が業界最安値、かつ経験豊富で実績もあって信頼することができます。何より私が実際に「小半損」という希望通りの結果を得ることができているので、お問合せして頂ければご紹介することは可能です。

信頼できる「地震保険代理申請」業者は少なく、遅くなれば対応できなくなる可能性もあるので、少しでも興味があれば早めに依頼することをおすすめします。

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