
私は2018年9月6日に発生した「北海道胆振東部地震」で地震保険の申請を行い、「小半損」認定を受けることに成功していますが、2019年2月21日に発生した最大震度4の余震においても、物件に新たな損傷が見られることから、地震保険の鑑定を再び依頼しました。
結果としては追加での「一部損」認定とならず、失敗に終わってしまいましたが、再鑑定を依頼する予定です。ここではその体験談について紹介していきたいと思います。
また、「小半損」認定を受けた体験談は以下の記事にまとめてありますので、そちらも参照してください。
地震保険再鑑定を依頼した理由
既に本震の時に「小半損」認定で1,500万円の保険金を受け取っていましたが、余震においても新たに札幌市内のマンションの外壁タイルが剥がれ落ちている状況でした。
地震保険は震度4以上であれば保険金が支払われる可能性を知っていたことから、以前起用した地震保険コンサルの担当者に電話をして、再び地震保険を申請することができないかと問い合わせをしました。
すると保険金が支払われる可能性はあるとの回答を得たため、再鑑定を依頼しようと決めました。この時点では可能性としては以下の2通りがありました。
① 本震で鑑定を受けた「小半損」を「大半損」に引きあげを狙う
② 本震との鑑定結果とは別に、新たに「一部損」鑑定を狙う
保険金額の観点から言えば①がベストです。「小半損」から「大半損」になれば、私の保険では追加で3,000万円が支払われることとなります。一方で②の「一部損」であれば保険金は250万円のみです。
地震保険再鑑定に向けた対応
「大半損」を狙うのであれば、前回の鑑定でどの程度の損害が認定されているのかを知る必要がありました。そこで保険会社に電話をし、鑑定レポートを送付してもらうように依頼。
1週間程度で保険会社から100ページくらいの鑑定レポートが到着しました。ただこの鑑定レポートを素人が分析するのは不可能であるため、地震保険コンサルの担当者にそのまま転送、分析してもらうことにしました。
分析の結果は、前回の鑑定結果は「小半損」認定ぎりぎりとの判定だったため、ここから「大半損」に引き上げるのは不可との回答でした。そこで作成は②に切り替え、新たに「一部損」を狙うことにします。
数日後、地震保険コンサルの担当者が物件を訪れ、前回の鑑定レポートで拾われていない損傷を確認します。その結果「一部損」認定を受ける可能性はあるとのことで、再鑑定を依頼することとなりました。
地震保険の再鑑定を依頼
地震保険の再鑑定を依頼するためには、保険会社に電話をする必要があります。その際に「2019年2月26日に発生した余震によって新たな損傷が発生しているので、地震保険の鑑定をお願いしたい」ということを伝えます。
その場では翌日担当者から日程調整の電話があることが伝えられ、翌日担当者から電話がありました。ただ鑑定の立会は地震保険コンサルにお願いするため、保険会社の担当には折り返すことを伝えて電話を切りました。
このことを地震保険コンサルの担当者に伝え、保険会社と日程調整を行ってもらいます。鑑定当日の立会もすべて地震保険コンサルにお願いしても問題はありませんが、私はたまたま対象物件に住んでいるため、冒頭だけでも挨拶するために私の都合の良い日で設定してもらいました。
これで地震保険再鑑定の日程が決まりました。
地震保険再鑑定当日
地震保険の再鑑定は2019年6月中旬に行われました。地震保険コンサルの担当者から物件に到着したと連絡があったので、下まで降りて雑談していると、保険会社の鑑定人も少し遅れて到着しました。
ここで想定外の事態が起こりました。今回の鑑定人は、前回「小半損」認定をしたのと同じ鑑定人でした。
「小半損」という納得のいく鑑定結果を得られたのだから、良い鑑定人だと思うかもしれませんが、地震保険コンサルの担当者によれば、保険会社としても追加での保険金支払いはしたくないため、一度鑑定を経験して物件をわかっている鑑定人を再び派遣したのだろうとのことでした。
私は冒頭だけ挨拶して、あとは鑑定人と地震保険コンサルの担当者に任せて部屋で待機してました。鑑定は約1時間と思ったより早く終了し、鑑定人から電話で結果が出次第連絡すると伝えられました。
そのすぐ後に地震保険コンサルの担当者からも連絡があり、感触を聞いたところ、「一部損」認定される可能性はあると思うが、万が一だめだった場合は再鑑定を依頼した方が良いと言われました。
とりあえず鑑定人からの鑑定結果を待つことにします。
鑑定結果の連絡・再鑑定の依頼
鑑定当日の夕方に鑑定人から電話がありました。結果はこの程度の損害であれば「一部損」には届かないと。少しは想定していましたが、「一部損」認定される可能性があったことからがっかりしつつも、再鑑定の準備をすすめることにします。
地震保険コンサルの担当者にも鑑定結果を伝えたところ、納得がいっていない様子でした。鑑定人と直接話してもらうかとも思いましたが、鑑定人は地震保険コンサルの担当者には一切情報は開示せず、契約者にしか話さないとのことだったので、今回の鑑定で覆すのは狙わずに、再鑑定にすることを決めます。
当日の保険会社に電話をして、再鑑定を依頼しましたが、まだ鑑定レポートが上がってきていないため、受付できないと言われました。鑑定レポートは1週間程度で提出されるため、それを確認して再び日程調整をすることとなっています。
ちなみに再鑑定では違う鑑定人をお願いする予定です。
まとめ
地震保険は保険金支払いからあまり時間が経過していなくても、鑑定を依頼することができます。私のケースでは本震と余震は約5ヶ月しか経過していませんでした。
鑑定の結果は納得のいくものではありませんでしたが、再鑑定で「一部損」認定を狙います。またその結果はわかり次第記事にしたいと思います。
地震保険鑑定は知識のない素人が立会しても、鑑定人と対等にやり取りすることができず、思うような結果を得ることは出来ません。私は地震保険コンサルを起用することで、本震の鑑定を「一部損」から「小半損」に引き下げることに成功し、追加で1,250万円の保険金を受け取ることに成功しました。
私が起用した地震保険コンサルはしっかりと対応してくれますし、完全成功報酬制で保険金が支払われない限り、費用は一切発生しません。また保険金が支払われた際の手数料も業界最安値となっています。
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